ポルストとは?

電柱(Pole)を訪ね当てて、得点を集めていくゲームということで「POLE STRIKE」

縮めて「ポルスト」

はっきり言ってモンスト リスペクトです(^_^;
 
モンスターストライクと違うところは、思っていたところと違うところに自分が弾かれてしまうこと...



世田谷近辺の川跡や暗渠の詳細なサイト「世田谷の川探検隊」を運営している庵魚堂さんから電柱の識別標識を利用した「サーチウォーク」というオリエンテーリングに似た競技があるよ、と教えて頂いたのが数年前のことです。

早速、ググってみると、神奈川のほうでサーチウォーク協会という団体が月1回くらいの割合で大会を開いているらしい。その創始者の方は年配のオリエンティアでNTT関連に勤務していたことがあり、電柱番号を利用したレク・スポーツを考え出したらしいということが分かりました。

サーチウォークのルールは、最初に支線のラインが記載された地図(枝線やチェックポイントの○は記されていません)と全ポイントの電柱番号と得点が記載された一覧表と小さな○シールが配られます。作戦タイム中にチェックポイントの電柱の場所を推理して○シールを貼り、制限時間(1~2時間)内でより多くの得点を集めてゴールするというもの。必ずしも支線を辿らなくてもOKで、ショートカットもアリ(ただし、推理が外れていると悲劇(^_^;)。シティロゲインと似てなくもない。

しかし、決定的に違うところ・・・「走ってはいけない」

昔の「徒歩OL」を彷彿させるルールです。
ふつうは思いつきません。さすが年配のベテラン・オリエンティアの発想です。

面白そうだけど、40年前の「徒歩OL」全盛期から「競技OL」で走り回っていた身としては、走るのは禁止というのも何となく釈然としないし、ルールを無視して走っちゃうのはサーチウォーク協会の皆さんに失礼だし、ということで大会に出ることもなく、暫くそのままになっていました。


一方、デジカメが安価になり、一般的に普及し、それを利用したフォトロゲインがトレイルランブームと相まって盛んになってきたことはご存じのとおり。ほとんど思いつきで、3年前に世田谷区内でシティ・フォトロゲインを開催したところ、多くの皆さんの好評を博し、『野川のカルガモおとーさんの「世田谷シティロゲイン」』として毎回100人以上の参加者にお集まりいただき、10回以上のシリーズ化をするに至りました。この度、今までのシティロゲインのノウハウをもとに「地図を使った街遊び」としてシティロゲインと電柱番号をうまく結びつけることができないかと、改めて考えたのが「ポルスト」です。


現時点で考えている「ポルスト」の基本ルール(案)は以下のとおりです。

●基本的にシティロゲインと同じルール。制限時間内で多くのチェックポイントを回り、高得点を集める。ただし、すべてのチェックポイントがあらかじめ地図上に示されているわけではない。

●チェックポイントはNTTの電柱。電柱番号を確認して、写真撮影をもって通過証明

●地図上に示されたチェックポイント(オープンポイント)と同じ支線系統に1つないしは2つの隠されたチェックポイント(シークレットポイント)を設定する。シークレットポイントには電柱番号を辿れば到着できるが、必ずしも電柱番号どおり辿る必要はない(ショートカット可)。

●オープンポイントもシークレットポイントも点数としては独立しており、両方チェックしなければ得点にならないということはない。オープンポイントだけチェックして廻ることも作戦としてはあり得る(そうなると、ふつうのシティロゲインと変わりないですが...)。また、偶然にルートの途中でシークレットポイントを見つけてチェックしても得点となる(それに気がつく注意力は評価に値します)。

●スタートから遠いところやシークレットポイントが見つけにくいところは高得点のポイントとする。

●競技時間は3~5時間程度(初心者向けには1~3時間程度)として、移動手段は走る・歩くのみ。公共交通機関や自動車・自転車・キックボード等の移動手段は認めない。

●制限時間に遅れてゴールした場合には1分ごとに減点を行う。



支線は長いものでは数Km、短いものでは数百mですので、場合によってはオープンポイントから非常に遠いところにシークレットポイントが設定されていることもあります。想定されるシークレットポイントの位置とそのあとのルートを考えた場合、シークレットポイントを狙うか、それともパスするか、という判断が重要になります。

また、短い場合でも、結果的に自分の行きたい方向と逆に来てしまった場合は、そのあとのルートを臨機応変に変更していかなければなりません(経営学で言うローリングプランというものですね)。ですから、ロゲインとは違った意味でかなり戦略的なゲームであると言えます(ロゲインの場合はコンティンジェンシープランが重要。時間が足りなくなったりした場合に当初のプランをどのように修正するかという複数の次善の対応策をスタート前にしっかり描いておくことです)。まあ、私の場合はどちらにしても『オペレーション「成り行き任せ」』ですが...(^_^;


ということで、「ポルスト」を楽しんでいただき、初体験の貴重な感想をいただければ幸いです。

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